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三和税理士法人に寄せられる、ご質問、ご意見等を掲載しております。
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| ホントに医師は税制の上で、優遇されているのですか? |
| 「医師優遇税制」というものはありません。 全国の医師約18万人の中で、11万人の勤務医師は、他のサラリーマンと同じ税金を負担していますし、約7万人の開業医師も他の事業者と同じ条件で税金を負担しています。 ただ、社会保険の診療報酬についてのみ、所得の経費率に特例が認められ、事業税の非課税措置が認められています。この部分を「医師優遇税制」と言っているようです。 |
| ナゼ、社会保険診療報酬には特例が認められているのですか? |
| (1)社会保険診療というのは、福祉国家をめざす我が国の医療保障制度の大きな柱というべき重要なもので、これによって我が国の医療は世界で最も優れたレベルを占め、世界一の長寿国となり、乳児死亡率や伝染病発生率も世界最低となった、大切な制度です。 (2)この優れた制度を充実させるために、その診療報酬は厚生大臣の定める公定料金であり、その額も利潤性など見込まれない定額となっています。OECD加盟国での対GDP比は平均8.3%より低い6%です。(2001年) (3)社会保険診療報酬は、国の機関である支払基金を通じて支払われ、100パーセントガラス張りであり、その上10パーセントの源泉徴収が天引きされています。 (4)このような優れた制度を低額な報酬で普及拡充させるための社会政策として、税制の上で、特別な措置がとられているので、医師優遇ではなく、むしろ「国民優遇」とでも呼ぶべきでしょう。 |
| 医療の公共性・非営利性とは、どういうことですか? |
| (1)医療は、国民の健康生命に不可欠なものであり、「医師法」や「医療法」によって厳しく規制されています。(広告なども厳しい制約があります。) (2)医療は、営利を目的とすることは認められず、医療法人は配当を禁止されています。 (3)医療は、たとえ料金を支払わない人にも診療を拒否できない、という他の公共事業には見られない強い非営利性を持っています。 |
| ナゼ、社会保険診療報酬について5,000万円以下の所得経費率の特例があるのですか? |
| (1)この特例は、昭和29年に当時診療報酬を引き上げることが困難なため、その見返りとして税法上の特例を議員立法で決めたもので、その後、昭和54年に現行の制度に改正されたものです。 (2)この特例によって、医師は複雑な税務記帳をしなくても簡単に税の申告事務ができて、本来の医療に専念することができます。 (3)すでに高額の収入がある医師は、この特例によることなく実額計算による経費で申告していますが、へき地・離島や都市でも高齢などの小規模の開業医にとっては医業経営の基盤を守るための大切な措置となっています。 |
| ナゼ、社会保険診療報酬に事業税は非課税なのですか? |
| (1)事業税は本来、資本の運用を元にした収益事業にともなって生じる利益に対して課税するものですが、医療は今までのQ&Aにあるように決して収益事業ではありません。 (2)電気・ガス・出版・放送などの公共性のある事業は、いずれも株式会社という企業で、利益配当も認められ、料金未払いには供給をストップさせる、など医療における強い公共性・非営利性とは大きな差があります。 (3)事業税は、戦前の時代の営業税の流れくむもので、医療には営業税は課せられませんでしたし、欧米諸国に事業税ないし営業税を課している国はありません。 (4)事業税は地方税ですが、我が国の医師は、学校保健・予防接種・休日救急医療・住民健診など多くの地域医療活動を犠牲的な低い報酬で地方自治体に貢献しており、その実額は、非課税特別措置の税収減に比べて数倍に及ぶと思われます。 |
| 毎年の脱税業種リストに病院や開業医が上位に占めるのは、ナゼですか? |
| (1)個人事業者の中では開業医の所得は上位を占めざるを得ないので、申告漏れ額についても1件当たりの平均額が高くならざるを得ない、という不合理がみられます。 (2)同時に、国税庁から発表されている「申告漏れ率」では、病院や開業医の比率は、他の業種に比べてはるかに低率であることは、医師の中の脱税者の比率は、他の業種より少ないことも理解して下さい。 (3)もちろん、意図的に脱税する医師に対しては、断固とした厳しい処置をすべきであることは、いうまでもありません。 |
| 税理士法人って何? |
| 従来の税理士業務は、一身専属権としての個人資格に基づく業務であり、法人は存在しませんでした。 しかし、個人事業のままでは、会計・商法及び税務における環境の変化に対応するのが困難ではなかろうかという意見が強くなりました。 そこでこれらの変化に対応すべく、有資格者・専門家が一つの法人に集合し、知恵を出し合い法人として、業務を行っていこうということになったものです。 |
